(つづき)
私:出かけるのが夕方からなら、もっとゆっくりしていったら?
サチ:娘の手伝いをしないと…。娘が夕飯の準備をしている間、子守をしたり。
そして、
サチ:私、いつも娘に会うと拘束されて、こき使われるんです。あれやって、これやって、どこそこに一緒に行こう、って。
んん?
それ、昨日も言ってましたよね?
サチさんは「こき使われている」と表現していますが、私にはむしろサチさんが「やってあげなくちゃ!」と思っているように感じられます。
そのとき。
過去世が浮かびました。
私:ねえ、それ、過去世があるよ!
わ~、あと15分しかない! 急いでリーディングするね。
私:ええっと…。
サチさんは、古い西洋の時代、神殿に仕える巫女さんだったの。
国の中で能力のある人たちが何人か選ばれて、その役目を担っているんだと思う。
神殿に上がったとき、自分の子供(娘)はまだ5~6歳だった。
その頃はまだ見習いだったので、そこまで時間を束縛されることもなく、娘さんの面倒を看ることができた。
ところが、娘さんが11~12歳ぐらいになった頃、リーダー格の巫女さんが引退して、代わりにサチさんがメインで預言を行うようになった。
すると途端に忙しくなって、娘さんのお世話をほとんどできなくなってしまったの。
母親としての後ろめたさを感じている。

私:やがて仕事を引退するときがきた。
その頃、娘さんは結婚して、子どもを授かっている。
我が子の面倒をよく看ているので、「えらいわね」って褒めたら、娘さんが「そうよ。だって、私はママがいなくて寂し想いをしたから」って。
その言葉を聞いて、罪悪感はさらに強くなる。
娘さんは寂しかったけど、国のため、国民のためにすばらしい仕事をしている母親のことを尊敬し、誇りにも思っていた。
だから、当時の感情を今世に持ち越していない。
一方、サチさんの潜在意識にはそのときの罪悪感が残っているから、娘さんに会うといろいろやってあげなくちゃと思ってしまう。
娘さんは単に母娘の時間を楽しもうとしているだけなのに、サチさんは「お世話をしなきゃ」って。
ここで「書き換えのストーリー」を見ます。
私:神がこう言ってる。
「神の声は、聖域で静かな時間を設けないと預かれないわけではないよ。
人混みの中でも、どんなところにいても、神とつながることはできるんだよ」って。
私:書き換えでは、神殿の隣に(床が丸い)保育室があって、保育士さんが、巫女さんたちの子供を見てくれている。

私:ご神託が終わって保育室に入ってくると、子どもたちは「わーい!」と喜んで母親にじゃれつき、一緒に遊ぶ。
そして、ご信託の時間になると、保育士さんが「さぁさぁ、ママたちはお仕事だからね」と言って、また子供たちを見ていてくれる。
私:そんなふうに、切り離された世界で巫女としての仕事をするのではなく、日常生活の中で自然体で行っている、というストーリーになってる。
そこまで話すと、サチさんがハンカチを目に当てて「わ~っ」と泣き出しました。
後で聞いたら、丸い部屋で子供たちが遊んでいるヴィジョンが見えて、胸がいっぱいになったそうです。
ここで時間が来て、お別れ。
後日、サチさんが、
「あの後、娘とディズニーランドへ行ったんですけど、今までにないくらい楽しかったんです。いつも一緒に出かけても、なんとなく(自分の中では)ギクシャクしていたのですが、それが全然なくて」
良かったですね~!
サチさんの中で、この罪悪感はかなり大きかったと思うので、解放できて本当によかったです。
「解放」する側の私としては、いつも感心するのが、「解放のタイミング」です。
5年間、講座にいらっしゃっていたときにできていたなら、もっと早くに楽になったのに、と思うかもしれません。
でも、「今」だから、できたのです。
娘さんが結婚し、子どもを授かり、「母親」の気持ちが理解できるようになったこと。
子どもの面倒を本当によく見ているなあと感心していたサチさんが、それは娘さんの当時の寂しさから来ていたのだと知ったこと。
サチさんが生死の境をさまよったことで、娘さんの「母親」への愛情が強くなったこと。
さまざまなことがシナリオ通りに起きて、機が熟し、「解放」のタイミングが訪れたということなのです。
人生は本当にうまくできています。
お読みいただき、ありがとうございます。
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