マチュピチュに意識が飛んだ(2)

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(つづき)

もう40年以上も前の話になりますが…

世界を放浪していた私は、ひとり、イタリアのポンペイ遺跡を訪ねました。


当時は観光客もおらず、人っ子一人いない都市遺跡の中を風に吹かれながら歩き回ったのですが。


そこで目にした光景は、「驚き」という言葉しか浮かばないものでした。

ポンペイは、紀元前6世紀ごろに栄え、西暦79年、ヴェスヴィオ火山の噴火で一瞬にして火山灰に埋もれた都市です。

石造りの家々。
整備された水道施設。
浴場、劇場、売店、パン屋など、
まるで「時間の止まった現在都市」そのもの。

そのころ、日本は弥生時代です。
人々は竪穴住居に住み、稲作を行っていました。

同じ時代なのに、この差は何なのだろうと不思議に思ったものです。

展示パネルを見ると、インカ帝国の人々は「宇宙の秩序や法則」を知っていたようです。

例えば、これは。

回転を続ける螺旋は、季節や他の、世界を動かす循環を象徴し、それは新しい始まりの可能性を永遠に示しています」と説明されています。

宇宙は回転であり、
回転は宇宙である。

すでに彼らはその本質に気づいていたわけです。

さらに、これは。

「鳥の羽冠は階段状に並び、異なる世界の間で対話する能力を示しています」

この世界が多次元であることをも「知っていた」のです。

また「モノもまた生ける存在であり、他者と関わり、意思を伝える力を持っています」という説明もありました。

このように、地球上で「古代都市」「古代文明」と呼ばれる場所には、私たちが思っている以上に早い段階で、目に見えない「宇宙の法則」に気づき、そこへ意識を合わせて生きていた人たちの痕跡が残されています。

そして、マヤ文明と同じように、ここでも「生贄の儀式」が行われていたことが記されています。

古代文明って、なぜか、 

人が生まれ、
集団で暮らし始め、
部族というまとまりを持つようになると、
必ず「宗教」が生まれる。

それは自然界の中で生きるうちに、人として関わる、誕生と死や、豊穣と飢え、災いなどに向き合いながら、

それらを「意味のある出来事」として受け止め、部族の秩序を保つために、宗教が自然発生的に生まれていくからなのか……

やがて「生贄」という概念も生まれる。

インカ帝国も、御多分に漏れず、そうでした。

けれど、ちょっぴり不思議だったのが……。

(つづく)

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