- 体験は感情を伴い、思い込みに
- マイナスの思い込みが潜在意識に
- 思い込みが芽を出してくる
- 潜在意識を書き換えて芽を摘む
- 思い込みが変わると現実も変わる
- 現象は中立。「想い」が大事
- 潜在意識の書き換え方を学ぶ
目次
私たちの人生は朝起きてから夜寝るまで、すべて「体験」の連続で成り立っています。体験は必ず「感情」を伴います。たとえば、「美味しいケーキを食べた→幸せ」、「叱られた→悲しい」、「言い過ぎた→後悔」「髪型を褒められた→嬉しい」のように。
そして、この感情が「思い込み」を作るのです。たとえば、新しいレストランへ行って味が気に入れば、「あのお店、美味しいよね!」(という思い込み)となり、新入社員がタメ口をきけば「あの子、生意気」(という思い込み)となったり……。日常生活=思い込みの蓄積といっても過言ではないほどです。
嬉しい、楽しいなどのプラス感情による思い込みは心の糧となるので良いのですが、問題は悲しい、苦しいなどのマイナス感情から作られる「思い込み」です。これらは自身の価値観、判断基準、行動に影響を与え、人生を生きにくくしてしまいます。
たとえば、子供の頃、親に口答えをすると叱られて、「こわい」「悲しい」という感情を体験してきた人が大人になると、他人に対して「言いたいことがあっても我慢する」という判断を(無意識に)下すことがあります。
このように、マイナスの思い込みを溜め込んでいると、自分らしく、ありのままに生きることを阻むようになるのです。
しかも、「思い込み」は、それが形成されたときと同じようなシチュエーションに遭遇すると、潜在意識下から知らず知らずのうちに芽を出してきます。
子供のころ、失敗をするたびに叱られていると、大人になって仕事でミスをしたときに、「失敗したから怒られる」という思い込みが無意識に芽を出してくるのです。そうやって「怒られるかも、怒られるかも……」というエネルギーを発振していると、そのエネルギーに共振共鳴してその通りの現象を引き寄せてしまいます。
では、この負の連鎖を断ち切るにはどうしたらよいのでしょうか?
「失敗すると怒られる」というマイナスの思い込みが芽を出すわけですから、この「思い込み」をプラスに書き換えてしまえばよいのです。たとえば、「失敗すると怒られる」を「失敗しても次に頑張ればいい」というふうに書き換えます。
潜在意識を書き換えると、仕事でミスをした際に、「失敗しても次に頑張ればいい」という新たな思い込みが芽を出してきます。もう「怒られるかもしれない」というマイナス感情に引っ張られてビクビクすることはなくなるのです。
現象は常に「中立」なのです。
たとえば、コップに水が半分入っているときに、それを「もう半分しかない」と想うのか、「まだ半分もある」と想うのか。自身がどう捉えるかだけなのです。
同様に、「失敗」という現象に対しても、「怒られる」と想うのか、「次に頑張ればいい」と想うのか、自分次第なのです。その捉え方により現実も変わります。
しかし、もし潜在意識下に「怒られる」という「思い込み」があると、「次に頑張ればいい」と捉えることは難しくなります。
目の前の現象をプラスに捉えていくには過去の思い込みを書き換えればよいのですが、ポイントはそれを潜在意識の中で行うことです。顕在意識、つまり頭で考えても書き換えはうまくいきません。顕在意識と潜在意識とでは次元が異なる(周波数が違う)からです。
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